胃腸風邪

ウィルスの感染経路その3

胃腸風邪の感染経路は、飲食物と、すでにウィルスを保持している患者さん
から・・・その患者さんの便や嘔吐物からということになりますが、ときど
き感染経路にまったく心当たりがないとおっしゃるかたもいらっしゃいま
す。
生ものは一切、食べていなくて、周りに胃腸風邪の患者も見当たらず、まし
て、嘔吐物や便の掃除などもまったくしていない・・・という場合ですね。
確かに、そのようなかたは意外と多いかもしれません。
ですが、たとえばそれが感染力の強いノロウィルスであった場合、見ず知ら
ずの他人の便や嘔吐物からでも感染することはあり得ます。と言いますのも、
ノロウィルスは、ウィルスとしてはごく少量であってもすぐに人間に感染し
てしまいますから、ウィルスをたくさん含んだ便や嘔吐物のそばを通りかか
っただけであっても、感染することがあります。
これは、通常の風邪の咳やくしゃみを想像していただければわかりやすいと
思いますが、下痢便や嘔吐物は、目には見えないくらい少量ではあっても、
かなり遠くまで飛び散っているからです。それが、新しいものであればある
ほど、そのへんの空気中を舞っていると言っても良いでしょう。

また、便や嘔吐物が乾燥してしまったあとでさえも、それらの粒子が空気中
を舞って、人間の口に入り、胃腸風邪を引き起こすこともあると言われてい
ます。
これは防ぎようもないですが、せめて充分な手洗いをすることで、手に付着
したウィルスや細菌類からの感染は防ぐことができるでしょう。
ウィルスの感染経路その3