胃腸風邪

ウィルスの感染経路その2

胃腸風邪のウィルスは、飲食物から体内に入り、不快な症状を引き起こすわ
けですが、胃腸風邪の総てが飲食物から感染するわけではありません。通常
の風邪と同じように、人からも感染します。いえ、むしろ、人からの感染の
ほうが多いくらいでしょう。
つまり、すでに胃腸風邪を引き起こすウィルスを保持しているかたからの感
染ということです。その場合、咳やくしゃみから感染するわけではありませ
ん。もっとも可能性が高い感染経路としては、嘔吐物や便などが挙げられま
す。
たとえば、子供が胃腸風邪にかかってお腹をいため、お手洗いに間に合わず
にその辺に嘔吐してしまい、それを掃除したときや、下痢の便がついてしま
った下着を洗濯した場合などに感染する可能性が極めて高いです。
そのようなことをした後には、充分すぎるくらいに手をしっかりと洗うよう
にしてください。手洗いが充分でないと、感染は一人だけにとどまらない場
合も多くなります。
ウィルスが手などについて感染した場合、そこからさらに食品類などについ
て口から体内に入ってきますね。これを「糞口感染」と言います。口から入

ったウィルスは、食道を通って胃へ到達し、その後、小腸まで進んでから小
腸の壁でその人に完全に感染したことになります。
そして、そこでさらに増殖してどんどん数を増やし、便とともに外部へ排出
されます。
また、腸液が胃の方に逆流して、嘔吐物の中にウィルスが混じって排出され
る場合もあります。そうして、次々と感染が広がっていきます。
ウィルスの感染経路その2